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赤鼻に救われた

スミスマゲニス症候群  遺伝性圧脆弱性ニューロパチー・・・・なんじゃそれ?!娘おとめは、摩訶不思議な遺伝子疾患を持った気管切開っ子です。そして,なんということでしょう・・なぜか慢性骨髄性白血病という病気も加わり…ワイワイにぎやかに頑張っております。。。
                       
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私が鹿児島の大学病院で姐さんの長い入院に付き添っていたころ・・・

姐さんはその病棟で最も重い患者が入るという24時間監視カメラ付きの個室の患者ちゃんでした。私は入浴と売店にご飯を調達に行く以外は部屋から出てはいけないというルールだったのでとても窮屈でした。夜中にこっそりロビーに行ってソファで足を伸ばすっていうのが私の息抜きだったのですが・・

ある夜・・先客がいて・・・真っ暗なロビーで泣いてるわけよ・・・
ほっとけないから声をかけたの私・・・・
暗闇で泣いてる人
わかるの・・付き添い入院長いから泣いてる人たくさん見てきたし私もそうだったから
そしたら泣いてた人くるりと振り向いて・・・・(゚Д゚;)まさかの外国人・・・
」何人❔
幼い頃・・・ズームイン朝のワンコーナーでウィッキーさんをガン無視して逃げていく人達を見て「酷い」と思ってた頃があったけど・・はじめて逃げていく人の気持ちがわかったあの夜・・・
ボンジュール
コンゴ共和国から息子の心臓手術をするためにやってきたリディア(あとで英語とチョイと日本語が話せるリディアの旦那から聞いた)フランス語でお喋りしてきても全くわからんわけで・・・しばらくリディアの背中だけさすって「もう行かなくちゃ」と逃げ出した私・・・

そしてなぜかリディアは次の日から毎日・・1日何度も私を訪ねてきた・・・
リディアは息子の病室に付き添ってたんだけど大部屋でね・・・孤立してたんだよね・・かわいそうに妊娠中で体もキツいし毎日訪ねてくるけど毎日泣いてるの・・・
リディア訪問
何を愚痴ってるのかわかんないけど散々泣いてスッキリすると
お悩み相談室
ニコッと笑って「アリガトオタメママ」と言って去っていく。旦那さんから習った日本語らしい(笑)オタメじゃなくてオトメだよ・・・オタメハナンデズットネテル❔オタメオキナイノカ❔←これは筋弛緩剤で寝かされ意識がないオトメを心配してくれて旦那さんから教わった日本語(笑)オタメじゃなくてオトメね・・・


ある日・・・大部屋の付き添いママたちたちが「おとめ母さん大変!リディアが~」と私を呼びに来た。出ちゃいけないけど若いナースを脅してに頼んでリディアがいるというプレイルームに急いだ

そこにはお腹を抱え苦しそうなリディアが・・・・

産気づいたか?イヤ・・笑ってる・・腹を抱え大笑い・・心配になるほど(笑)
リディア大笑い
リディアをこんなに笑わせてくれたのは・・・この人↓
クラウンに大笑い
赤鼻の変なオジサン・・ホスピタルクラウンのKちゃん

リディアの大笑いが嬉しかった~。リディアの息子ティモも大笑いしちゃって、それ見て患者ちゃんたちやその親たちも大笑いして・・あのとき本当にホスピタルクラウンって素晴らしいと思った。Kちゃんに感謝した。。それからリディアは病室の人たちとも少しコミュニケーションがとれるようになり泣くこともあまりなくなったの。。赤鼻に救われた。。

ティモの手術も無事終わり退院するときにリディア家族が病室に訪ねてきて囁きパパ(吉兆か(笑))に促され操り人形のように「オタメママアリガト。コレオタメチャンニダケプレゼント」と言い、夜中になると歩きだしそうな髪の毛が伸びそうな・・アイリちゃんという不気味な人形を渡してきた・・・(笑)その後リディアは女の子を出産した・・ええ・・たぶん・・・電話で知らせてくれたけど(困)たぶんそんなこと言ってたはず(笑)


ホスピタルクラウンKちゃんって・・・・すごいヤツ。。。でも姐さんにとっては・・
福士蒼汰
大人なのに赤鼻つけてる変なオッサン・・・・・うん・・まちがってはないね(笑)

また日曜日クラウンKと遊ぶよ(オンライン)
                        
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comment

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オタメチャン…には笑ったけど、いい話!感動したわ☆

おとめちゃんが入院していた時の話ってこの話だったんですか?

それとも他にまだあるのかなあ。

外国の人もKちゃんに出会って笑ってくれるなんて・・・!!

病院では、なかなか遭遇しない光景ですよね。

Kちゃんはすごい人だけど、おとめちゃんにとっては赤鼻の変なオッサン・・・って書いてあるところ笑ってしまいました(*≧∀≦*)

確かに間違ってはないですよね(*´艸`*)

病院の話が出たので、Kちゃんとの繋がり(そんな大げさなものではないですが。)を書こうかなと思います。

Kちゃんのことを知った時に通院していた病院の外来で、掲示板に(クリニクラウンのシンポジウムのお知らせ)の紙が貼ってあったのを見たので(後で調べたら、関西にある団体はクリニクラウンっていうらしいです。)、それが気になって、(関西にもそういう活動をしている人達がいるなら、他の地域にもいるのかな?)と思って、帰ってから「病院」「クラウン」って調べたら一番最初に出てきたのが、ホスピタルクラウン協会だったんです。

それからずーっと大好きで、プレジャーBの公演も観に行ったりしていて、Kちゃんに出会ってから、今8年目くらいかな。

長くなりましたが、こんな感じです。

No title

おとめ母さんは優しい方ですね。
言葉は通じなくっても、受け入れられてるのは伝わって嬉しかったんでしょうね。
ああ、翻訳コンニャクがあったら、もっと良かったですね~。

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sana♪さんへ

何度教えてもオタメチャンだったのよね(笑)

Hina さんへ

そうです。これが私のKとのとっておきの思い出です

それまでホスピタルクラウンなんてものも知らなかったし・・ただ子供たちを笑わせて帰っていく人と思ってたの
ずーっと病院で過ごしてたので何度かKの訪問があって・・その日はナースやドクターたちもワクワクしてるの。。ガンで辛い治療してる子がいる子が多く「笑ってくれるかなぁ・・」「楽しんでくれるかなぁ・・」って期待してるんだよね。。期待通りにKは皆を笑わせて疲れた親たちも笑ってスカッとするんだよね。。あれは立派な治療なんだと思った。。心のね。。

Hina さんの出会いもステキですね・・長いつきあい。素晴らしい。。

なっつばーサマ

優しくないです。。鬼のおとめ母で有名です(笑)お節介ではあるかもです(笑)

本当リディアの愚痴をもっとちゃんと聞いてあげたかった。。翻訳こんにゃく・・私も思いました

まるさんへ

わぁお。。なんだか似てるところがいっぱいで嬉しい。。

うっかり暗闇で声をかけてしまい最初はひどい目にあったって思ったけどあのとき声かけてよかったと思った。。
ポルトガル語で話しかけられたらウィッキーさん状態になることまちがいなし(笑)

最初はみんな子供を心配してズーンと暗くなるんだよね・・病棟では私二番目に長老だったからさ、ついつい声かけちゃってたんだよね。。ブラジルママもキューバママもまるさんに救われたと思うよ。。
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おとめ母さん

Author:おとめ母さん
おとめ母さんです。1976年生まれの47歳。旦那の転勤で奄美大島の瀬戸内町という小さな町から横浜まで家族で大移動してきました。。

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